米大リーグのヤンキース対レッドソックス戦で、ヤンキース投手のピネダ投手が、リーグのルールに違反したかどで退場処分となりました。
違反内容はというと、ボールに松やに(pine tar)をつけたというものです。
Caught red-handed: Pineda tossed as Boston wins
Boston, MA - The Boston Red Sox caught the New York Yankees in a very sticky situation to even the latest series between the two bitter AL East rivals.
After having starting pitcher Michael Pineda ejected in the second inning for a foreign substance, the Yankees went on to drop a 5-1 decision to a Red Sox team that received a much-needed boost from their own starter.
With two out and Grady Sizemore batting in the bottom of the second, home plate umpire Gerry Davis was requested by Red Sox manager John Farrell to check Pineda for illegal materials on his body.
Davis touched a brownish substance that appeared to be pine tar on the right side of the pitcher's neck and immediately tossed him from the game.
(Fox News. April 23, 2014.)
対戦相手のレッドソックスのマネージャーから促される形で主審がピネダ投手に確認したところ、首筋に松やにのようなものが認められたということです。
野球に詳しい方はご存知のように、試合においてボールに何か付けたり、縫ったり、あるいはボールを擦ったり傷つけたりすることは禁止されており、その規定に違反しているということになります。
記事のタイトルを見てみましょう。
caught red-handed
とは“現行犯逮捕”というような意味です。"red-handed"とは、手が真っ赤、ということですが、この赤は血の赤であり、つまりは殺人犯が今しがた人を殺めた為に手が血に染まっていることを形容したものです。
ピネダ投手の場合は過去にも松やにを使った疑惑があったらしく、手が“茶色”で汚れているのを指摘されたこともあったそうですが、今回は退場処分となり、その後、10試合の出場停止処分が下ったそうです。
ところで、"pine tar"は邦紙では“松やに”とされていますが、これは松の木を燃やした際の副産物だとされています。打者がグリップ力を高めるためにバットに塗ることは認められているそうです。
また一方、投手としてもグリップ力を高めるために"rosin"を使うことは許されており、この"rosin"というのはまさしく“松やに”のことだと思うのですが、非常にややこしいです。
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