果たして景気は回復しているのか?アベノミクスの是非が焦点となった参院選は与党の勝利に終わりましたが、景気回復の受け止め方は人によって異なり、微妙なところだと思います。
同じく、アメリカの失業率と雇用の問題も、ここのところずっと頭が痛い問題となっています。
Many American workers are treading water or worse, suffering from declining wages, thanks to an uneven economic recovery from the Great Recession.
That has prompted new economic research into what types of workers are benefiting the most in the post-recession years, leading some academics to note that occupations requiring college degrees are enjoying most of the gains. While pursuing a medical or legal degree is one way to earn a six-figure job, Americans have plenty of other opportunities to find high-paying work, but most involve specialized training, according to a new study from employment site Glassdoor.
(11 surprising jobs that pay more than $100,000. 10tv.com. July 13, 2016.)
上に引用した記事で、
tread(ing) water
という表現が使われています。初めて見たのですが、辞書を引くと、
(向上の努力なく)時間をつぶす
(ランダムハウス英和辞書)
と載っていました。いまいちピンと来ませんが、景気の問題に対して一人ひとりの労働者は無力だということでしょう。
ところで"tread water"は成句なのですが、水泳の立ち泳ぎの意味でもあるようです。Merriam-Websterの定義では以下のようになっていますが、これはまさしく立ち泳ぎのことを指しています。
to keep the body nearly upright in the water and the head above water by a treading motion of the feet usually aided by the hands
立ち泳ぎは泳法の1つだとは思いますが、イメージとしてはかろうじて頭を水面に出して、水中に沈んでしまわないように足を動かしている(tread)、というようなところがあります。
日本語で、「あっぷあっぷ」している、と言ったりしますが、まさにその表現がぴったり来ます。
上がらない給与水準、かつかつのところで喘いでいる、というところでしょうか。
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