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2017年11月1日水曜日

be thrown for a loop

Google Docsというクラウド上で文書などを保存し、他のユーザーとシェアするサービスがあります。

私はあまり使ったことがないのですが、最近このGoogle Docsで、保存していたファイルに突然アクセスできなくなるなどの不具合が頻発しているそうです。


Google Docs threw some users for a loop on Tuesday when the service suddenly locked them out of their documents for violating Google’s terms of service. The weird part? The documents were innocuous. The alerts were caused by a glitch, but they served as a stark reminder that not much is truly private in the cloud.

“This shows that Google is using advanced machine learning and other A.I. technologies to examine vast amounts of information in near real time,” Dana Gardner, a leading cloud expert and a principal analyst at Interarbor Solutions, said on Tuesday.
(Maya Salam. Google Docs Glitch That Locked Out Users Underscores Privacy Concerns. New York Times. October 31, 2017.)


アクセスできなくなる理由として、利用規約(Terms of Service)に違反した、というようなメッセージが表示されることもあるそうなのですが、被害を蒙っているユーザーによると必ずしも利用規約に違反するような内容のファイルを保管しているということでもなく、ユーザーを困惑させている模様です。

引用した記事の冒頭で、


Google Docs threw some users for a loop


とありますが、この"throw ~ for a loop"というのはアメリカ英語での俗語表現で、


面食らわせる、びっくりさせる; 台無しにする


といった意味合いで使われるものです。

以前(もう7年も前!のことになりますが)、"loopy"という単語がマスコミで取りざたされたことがありました。

この成句の解釈を試みると、"a loop"に放り込まれる(be thrown)ということになりますが、"a loop"にはぴったりくるような名詞としての意味合いは見当たらず、"loopy"という単語の解釈にしても、"in the loop"というフレーズが当事者として十分に情報を得ているという意味合いであることを考えても、"a loop"にはポジティヴな意味とネガティヴな意味が同居しているように思えます。


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