欧米ではプラスチック製のストローを廃止する機運が高まっています。
主にフードコートやコーヒーチェーンなどでドリンクに付けるプラスチック製のストローは資源の無駄使いであり、また環境問題につながるとして、廃止すべきだというものです。
一方で、嚥下機能に障害がある人など、ストローを必要としている消費者もいるのだから、一律に規制すべきではない、という声もあり、このところ主張の対立を取り上げた記事を目にすることが多くなっています。
ところで、ストローが規制されると大変困ったことになる、「あるドリンク」について取り上げられているのを見ました。
あるドリンク、とは?
San Francisco may become the next U.S. city to ban plastic straws. The city's board of supervisors approved the ban on a preliminary basis last week and the final decision is on its agenda Tuesday. That has shops that sell boba, or bubble tea – a drink that has to be sucked through a straw – concerned.
Bubble tea is typically served in a big plastic cup over ice. It has balls of tapioca at the bottom the size of small marbles. You use a wide straw to suck up the tapioca — or boba — from the bottom of the cup.
(Michele Wiley. San Francisco Is Poised To Ban Plastic Straws. That's Got Bubble Tea Shops Worried. NPR. July 30, 2018.)
答えは、"boba"、ということなのですが、この単語を初めて見ました。解説から、
It has balls of tapioca at the bottom the size of small marbles. You use a wide straw to suck up the tapioca...
日本でも人気のある、タピオカドリンクのことだと分かります。
別名、"bubble tea"とも呼ばれる"boba"はMerriam-Websterにもエントリがちゃんとあり、語源解説を見ると、中国語から来ているそうです。
タピオカドリンクの発祥は台湾らしいですが、台湾の中国語で"boba"は女性の胸(乳房)を指すようです。
タピオカドリンクの醍醐味は太いストローで吸い上げるあのタピオカの塊の食感にあるわけで、ストローが無くなってしまったら、魅力が半減してしまうというのは分かる気がします。(個人的には、小生も一度飲んだことはありますが、リピートしたいほどではありませんでしたが。)
"boba"に限らず、プラスチック製ストロー廃止の動きに対しては、紙製や金属製のストローで代替するというアイデアもあるようですが、コストや利便性ではプラスチック製に及ばないそうで、関係者の頭を悩ませているようです。
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