イギリスのスターマー首相がいよいよ今週中にも辞任を表明すると報じられています。
以前から支持率低迷により内外の辞任圧力が高まっているということでしたが、直近の補欠選挙で労働党候補が破れたことを受けて進退極まったようです。
ガーディアン紙のオピニオン記事を読むと、スターマー首相辞任となると、イギリスの首相は10年で7人目ということになるようです。
By the end of the summer, the UK will be on to its seventh prime minister in 10 years. There was a time when we used to make fun of the Italians for replacing their leaders every couple of years or so. Now they look like the model of stability. It is us who is the basket case.
(John Crace. The business secretary knows about jobs, and seems pretty sure Keir is out of one. The Guardian. June 21, 2026.)
かつて日本の首相もコロコロと変わってきましたが、10年で7人は笑えない現実です。英国民の嘆息が聞こえてきそうですが、引用部分で、
It is us who is the basket case.
というくだりがあります。ここで"basket case"とは、
全く無力(無効)な人(もの)
(研究社新英和大辞典)
という意味です。
"basket case"の"basket"(バスケット)からは編みかご、バスケットボールのゴールを思い浮かべますが、この表現は戦争で両手両足を失って自由がきかない状況にある人のこと(a person who is unable to provide for himself — Oxford Dictionary of Euphemisms)を言ったものだそうです。研究社新英和大辞典には「だるま」という日本語も見えます。
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