カナダ・アルバータ州の分離独立の是非を問う住民投票が行われ、集計の結果、約3分の2の反対により同州はカナダに留まることになりました。
The oil-rich province of Alberta has rejected the pathway to secession and will remain part of Canada, landing a definitive blow to a fringe but loud campaign which sought support from the US.
About three quarters of voters chose to stay in Canada, while one quarter opted to hold a second vote on separation later as of early Tuesday local time, with around 86% of polling locations reporting, according to unofficial results posted by the province.
Monday’s result comes amid a rising tide of patriotism and unity in Canada as the country has rallied against US President Donald Trump’s tariffs and annexation threats.
(Alberta rejects secession referendum, chooses to remain part of Canada. CNN. October 21, 2026.)
アルバータ州の分離独立の話がどこから沸いて出たものかよく知りませんが、今年の始めにトランプ米大統領がカナダを米国の51番目の州に編入するとの考えを示したことは記憶に新しいものがあるかと思います。その後もオンタリオ湖をアメリカ湖に名称変更するとか、一方的な主張がなされ、カナダと米国は互いに追加関税措置の応酬を繰り返すなど、ギクシャクした関係が続いていますが、アルバータ州の件に関しても分離独立を主張する団体が米国共和党に擦り寄ったとの報道があります。
結果としてはアルバータ州はカナダに留まるということになった訳ですが、記事に、
a definitive blow to a fringe but loud campaign
とのくだりがあります。ここでの"fringe"という単語が今日の1語です。
興味深いことに他の記事でもこの"fringe"が使われています。
Despite the overwhelming rejection, separatist leaders have said they turned a fringe cause into a movement that won't disappear.
(Alberta voters reject independence from Canada in victory for Carney. PBS News. October 20, 2026.)
"fringe"とは周辺とか縁、外縁といった意味ですが、その語源は植物などに見られる房やギザギザ状のへりを指す"fimbria"というまた別の英単語から来ていると辞書にあります。
そして、よく使われる表現に"fringe benefit"(フリンジベネフィット)があるのではないでしょうか。この言葉はいわゆる労働に対する直接的な対価とは別に、間接的な手当てとして与えられるものを指しますが、"fringe"という単語が主要な部分ではない、追加的、二次的な物事、という意味合いを持つことと関連しています。
引用した記事での"fringe"もそのように解釈することは出来そうではありますが、このコンテクストでは"fringe"の持つまた別の意味で使われています。
その意味とは、
Those members of a group or political party holding extreme views
(American Heritage Dictionary)
というもので、社会や政治における、(メインストリームからは逸脱した)過激な意見、信条を唱えるグループ、つまり過激派、という意味です。
"fringe"にこのような意味があるとは不勉強にして知りませんでした。
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