日本語でもエプロン、前掛けと言いますが、この英単語も異分析に分類される単語です。
昨日のtawdryに似ているのですが、元々apronを指す単語は、"napron"というものだったようです。
さらに遡ること、古フランス語では、"naperon"という綴りであり、"a"で始まるものではありませんでした。
英語の不定冠詞"a, an"はご存知ですね?続く単語の語頭が母音である場合(あるいは発音されないhで始まる場合)には、"a"ではなく、"an"が用いられます。
かくして、"napron"は、
"a napron"
という形で出現、あるいは発音されることになったのですが、いつしか、
"an apron"
と誤って解釈されるようになり、それが定着してしまったということのようです。
ところで、apronという単語は、古フランス語のnaperonまで遡ると上で書きましたが、さらには、ラテン語のmappaという語に遡ることができるようです。(American Heritage Dictionaryによる)
ラテン語の"mappa"はnapkin(ナプキン)の意だそうですが、その綴りから、map(地図)に関連があるそうです。
”地図”と”ナプキン”の関係?
昔は、地図はナプキンなどの布(Cloth)に描かれていたそうです。
語源を辿って行くときりがありません。
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