フランス語でも、"canard"という単語があり、例えば、
terrine de canard(鴨のテリーヌ)
などのようにレストランのメニューなどでもお目にかかりますが、英単語でのcanardは、
虚言、デマ、作り話
という意味があります。まさしくネガティヴな意味であり、背景には、”中傷を目的とした”ものであるという含意があります。
さて、鴨、あひる、あるいは鴨肉が何故このような意味に発展したか、ですが、辞書を紐解きますと、フランス語のフレーズ、
vendre des canards a moitie
というものに由来するようです。英語では、
to half-sell ducks
(Merriam-Webster English Dictionary)
となります。鴨肉を半分だけ売るなんてことはできない話なので、そもそもが詐欺の類の話であり、”鴨肉を半分売る”という行為表明は、相手を騙すこと、欺くこと、と同義とされたようです。どのような発展をたどったのか定かではありませんが、"canard"のみが残り、上記の意味として確立したと思われます。
The U.S. Soccer Federation was founded in 1913. And soccer was here long before that. Indeed, soccer is one of the best things the immigrants brought to this country. Soccer is as American as apple pie. The canard that soccer is un-American is wielded by those involved in so-called traditional American sports, who feel threatened by the growth of soccer. In terms of the number of participants, soccer has blown past baseball and football, and only a shortage of fields prevent soccer from overtaking basketball.
(Atlanta Journal Constitution. 2006.)
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