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2010年3月3日水曜日

夫婦別姓よりも深刻な問題? 同棲 ― cohabitation

日本では選択的夫婦別姓の導入がやかましく議論されています。既婚の私には最早選択の余地などないのですが、息子や娘、あるいはその先の孫の話となるとやはり考えてしまいます。

英語圏ではどうなのでしょうか?ちょっと調べてみますと、アメリカやイギリスでは結婚したら同姓を名乗るのが普通のようです。しかしながら、アメリカでは、そこは自由の国ということで、仕事などでの場では女性が旧姓を名乗ることも一般的なようです。私にも経験があるのですが、もらう名刺やEメールアドレス、またメールでの署名など、結婚後の姓と旧姓が併記されていることがよくあります。

さて、別姓を名乗るか、同姓にするか、という問いは極めてデリケートで思想的なものに思われるのですが、今日たまたま見かけたABC Newsの記事は、そんなことよりもっと大事で、現実的なお話、というように思われました。


"All marriages are happy," Canadian playwright Raymond Hull once said. "It's the living together afterward that causes all the trouble."

In recent decades, more people have tried to avoid wedded trouble by living together before tying the knot. People say they want to see if things work out before committing to a ring.

But a new government study suggests that cohabitation can actually hurt the chances of having a long marriage.
(ABC News. March 2, 2010.)


そうです!結婚生活が持続するかどうかが大事なのです!

上で引用した記事によると、同棲(cohabitation)はむしろ結婚生活の持続にはマイナスに働くという統計があるようです。

同姓、もしくは夫婦別姓は、結婚生活の持続という点ではどうなのでしょうか?

本日取り上げた、"cohabitation"ですが、記事中にも出てくる、"living together"と同義であることは明らかですが、American Heritage Dictionaryの定義では、


1. To live together as spouses.
2. To live together in a sexual relationship when not legally married.


とあり、日本語で言う”同棲”のやや後ろ暗い意味を持つ単語です。後ろ暗いなんて言うと怒られるかも・・・。

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