学校裏サイトや匿名掲示板での中傷の書き込みなどといった、インターネット上でのいじめのことを英語では"cyberbullying"と呼びます。"cyber-bullying"、のようにハイフン(-)が入ることもあります。
"cyber-"(ネット上の)、プラス"bully(ing)"(いじめ)という造語です。
このような悪しき状況は日本だけかと思っていたら、実はオーストラリアでも大きな問題になっているのだそうです。
The Federal Government launched its latest campaign against cyberbullying today to mark the National Day of Action Against Bullying and Violence.
Education minister Peter Garrett said cyberbullying was of growing concern in Australia, where one in four students are victims.
"In the cyber world, it's much easier for people to be able to be involved in bullying without being identified in a physical way," he said at Mascot Primary School in Sydney.
(Website, smartphone app to take on bullies. News.com.au. March 16, 2012.)
私が子供だった頃では考えられないことですが、インターネットが社会インフラ化し、小中学生が携帯電話やスマートフォンを持つ時代には、いじめのやり方も変わったということなのでしょうか。
私の子供時代にもいじめやそれに類する状況は存在しました。しかし、それは生身の人間と人間が対峙する、学校や子供が集う公園といった現実の舞台で存在するものであり、今日のネットいじめのような、匿名による、不特定多数が時と場所を選ばず加担するような仮想空間での話ではありませんでした。
”ネットいじめは(学校が放課になる)午後3時に終わらない、24時間つづく”、と記事中に専門家の言葉があります。
オーストラリア政府は、ネットいじめに対処するためのキャンペーンを掲げ、断固反対のスマートフォンアプリを配信しているそうです。
卑劣なネットいじめが根絶されることを願ってやみません。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿