最近30日間のアクセス数トップ3記事

2014年10月13日月曜日

ちなみに ― for perspective

悩める男女の永遠のテーマ、と言っても過言ではないのがダイエットですが、日々の食事でどれくらいのカロリーを摂取しているのかを気にする人は多いでしょう。

アメリカ人は特に摂取カロリーに敏感なのでしょうか、最近の調査によれば多くのレストランチェーンにおいて、新規メニューではカロリーを抑え目に設定する傾向が見られるということです。


For all of the obesity-related grief that the major restaurant chains have been taking from nutritional critics, a surprising pat on the back came out of the blue on Wednesday from the world of public health.

Major restaurant chains are seriously slicing away at calories in the new items they roll out compared with their traditional items, according to the exhaustive study by Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health. These new items — mostly sandwiches and salads — contain 60 fewer calories, on average, than their conventional menu items, the study finds. For perspective, a single Oreo cookie is about 53 calories.
(Bruce Horovitz. Restaurant chains trimming the fat, study shows. USA Today. October 8, 2014.)


サンドウィッチやサラダのメニューを中心として、平均して約60キロカロリーくらい少な目になっているということです。

この約60キロカロリーがどれくらいのものなのかと言うと、オレオのクッキー1枚分に相当するそうです。

そう、日本でもお馴染みのナビスコのオレオクッキーです。

さて、今日は、


for perspective


という表現を取り上げたいと思います。

上記の引用の最後に出てくるのですが、60キロカロリーと言われたところでそれがどれくらいのインパクトなのか分かりづらいと思う読者に対して、例えて言うならば53キロカロリーのオレオクッキー1枚分くらい、という説明です。

"perspective"は日本語でも“パースペクティブ”として定着している感がありますが、実質の意味は漠然としています。眺めとか、見通し、展望というような意味合いで使われることが多いと思います。

今回のような用法の"for perspective"は成句と言っても良いのではないかと思います。比較のために数字を出す場合に枕言葉的に使われる典型的な表現です。

日本語に訳すと、“ちなみに・・・”というくらいの意味になるのではないでしょうか。訳出するまでもない表現かも知れません。


0 件のコメント:

コメントを投稿