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2014年5月29日木曜日

男なら~ ― man up

米当局による盗聴を暴露したCIA元職員でロシアに亡命中のEdward Snowden氏について、アメリカの国務長官John Kerry氏が呼びかけを行ったというニュース記事です。


US Secretary of State John Kerry has labelled intelligence leaker Edward Snowden a fugitive from justice who should "man up" and return home.

Mr Kerry added that if Mr Snowden, 30, "believes in America, he should trust the American system of justice".

His comments come in the wake of an interview with NBC in which Mr Snowden said he sought asylum in Russia because the US revoked his passport.
(John Kerry tells fugitive Edward Snowden to 'man up.' BBC News. May 29, 2014.)


呼びかけの内容は平たくというと、“(アメリカに)戻ってきなさい”ということのようですが、ここで、


man up


という面白い表現があります。

"man up"が何を意味しているのか分からなかったのですが、不思議と英和辞書にも出てこない表現です。

ここでの"man"は男性、人を指す名詞の"man"と同じですが、その動詞の意味としては、


励ます、勇気づける


という意味があるようです。また、この動詞はしばしば再帰代名詞(oneself)と共に用いられ、


勇気を奮い起こす


という意味で用いられるようです。

"man up"に関しては、


(男として)責任を取る、毅然とした態度を取る


といった意味になるようで、これはコンテクストとして、“男なんだったら~せよ”というような批判の意味合いがあるようです。

つまり、Kerry氏はSnowden氏に対して、いつまでも逃げてばかりいないで男だったら自分のしたことの始末をつけるなり、ちゃんと責任を取れ、と言っている訳で、ある意味挑発とも取れます。

ちなみに、タイトルに記した「男なら」は私の出身である山口県の民謡でもあります。


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