今日の朝刊(ネットのニュースだったかも)で、碁の対局でコンピューターがプロ棋士に勝った、という記事が目に留まりました。そういえば、チェスでは、たしかIBMのコンピューターが人間より強いことを証明したというニュースが大分前にあったなぁ、などと思いながら、碁くらい複雑になるとさすがに最近まで人間には勝てなかったのだなぁ、などとと思った次第です。
将棋も「コンピュータ対人間」という関心の対象ですが、確か相手から取った駒を使うという戦略が勝負の複雑さを増しているために、まだまだコンピューターが人間を負かすまでに至っていないと認識していますが、コンピュータが人間を凌駕するのも時間の問題なのかもしれません。
さて、碁の件を報じているニュース記事から引用します。
Go figure! Game victory seen as artificial intelligence milestone
In what they called a milestone achievement for artificial intelligence, scientists said on Wednesday they have created a computer program that beat a professional human player at the complex board game called Go, which originated in ancient China.
The feat recalled IBM supercomputer Deep Blue's 1997 match victory over chess world champion Garry Kasparov. But Go, a strategy board game most popular in places like China, South Korea and Japan, is vastly more complicated than chess.
(Will Dunham. Go figure! Game victory seen as artificial intelligence milestone. Reuters. January 27, 2016.)
記事のタイトルに注目したいと思います。
Go figure!
の意味が分からなかったのです。恐らく、碁(Go)とかけた、しゃれとして使われていることは想像がつくのですが、"go figure"自体、何を言わんとしているかがわかりかねました。ランダムハウス英和辞書を引きましたが載っていませんでした。
ネットで検索すると、
used when you tell someone a fact and you then want to say that the fact is surprising, strange or stupid
(Cambridge Advanced Learner’s Dictionary & Thesaurus)
とありました。何となく納得です。つまり、受け手の驚嘆を表現するフレーズ、決まり文句みたいなものです。
日本語に訳すと、凄い!とか、びっくり仰天!、といったところでしょうか。若者言葉的に、「ヤバい」というのもありかもしれません。(「ヤバい」は意味が拡大、変容して、「あぶない」という意味から、素晴らしい、凄い、といった、受け手の驚きの表現として使われるようになっています。)
ところで、なぜ、"go figure"というのかについては、
(go) try to (figure) it out
と言っていたのが短くなったもの、という説があるそうです。ある意味、反語的な表現と言えそうです。
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