ピーナッツが好きです。食べ始めたら止められません。
柿の種などに混ざっているピーナッツは中国産ですが、やはり千葉県産の殻つき落花生が美味しいです。あれは決して安くないのですが、英語では十把一絡げにして”ピーナッツ”になってしまい、しかも「取るに足らないもの」の象徴になっているのですから呆れます。
下記の引用を読んでみましょう。
Jan 6 South Korea should pay the United States "very substantially" for maintaining 28,000 troops there to help defend it from the North, Republican presidential contender Donald Trump told CNN on Wednesday, a day after Pyongyang detonated a nuclear device.
Trump told the cable television network: "We get paid nothing, we get paid peanuts" for deploying the troops to South Korea. But Seoul, still technically at war with North Korea, has shouldered part of Washington's cost for stationing its troops in the country since 1991.
(Trump says South Korea pays 'peanuts' for U.S. troop presence. Reuters. January 7, 2016.)
米・共和党の、大統領選候補指名を目論むドナルド・トランプ氏の発言、
we get paid peanuts
は、要はもらうものをもらっていない、ということを言っています。コンテクストとしては、韓国に駐留する米軍に対して韓国政府が提供する資金が少ない、ということを批判しているというものです。
"peanut"を辞書で引くと、
少額、はした金
という意味で使われることが分かります。これはアメリカの口語表現なのですが、使われるときは"peanuts"という複数形で使われます。
興味深いことに、"peanut gallery"という表現もあるようです。これは、劇場やホールの2階席など(あるいは3階席とかもあるかもしれませんが)の一番安い席のことを指して言うのだそうです。
"peanut gallery"と言うようになった背景は面白く、観客が劇場で買うのに一番安いのがピーナッツだったから、ということらしいです。つまり、ピーナッツを買うような貧乏人が座る席ということなのでしょう。
もう1つの意味に、批評家、評論家という意味があるようですが、こちらも蔑みの意味が込められており、劇場の2階席などから役者の芝居が下手だとピーナッツを投げつけたことから由来するということですから、はてさて、ピーナッツは見下されたものです。
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