アメリカ・ワシントン州で米国時間18日月曜日にアムトラックが脱線事故を起こし、死者が出ました。アムトラックは2015年にもフィラデルフィアで事故を起こしています。
一方、日本では新幹線の台車に亀裂が生じていたことが判明し、こちらは重大な事故に至らずでしたが、もしそのまま運行していたら脱線していた可能性が指摘されています。
まさに、運輸における安全性が疑問視される事態となっています。
Rail safety can’t wait
Our hearts go out to victims of Monday’s horrifying Amtrak derailment in DuPont and to their families.
Perhaps one way to pay tribute to them is by promptly addressing the factors in this accident that could improve the safety of rail travel.
Although the NTSB investigation is just getting underway, some important questions must be answered by the public and private operators of passenger trains in Washington state and beyond.
Amtrak Cascades Train 501 was going 80 mph into a 30 mph curve when it derailed Monday morning, strongly suggesting operating errors.
(Rail safety can’t wait. Seattle Times. December 19, 2017.)
シアトルタイムズ紙からの引用ですが、記事のタイトルに、
Rail safety can’t wait
とある部分で、"wait"の用法に着目したいと思います。
この部分、「鉄道の安全(対策)に待った無し」、と訳してみたいと思いますが、果たして"wait"を改めて辞書で引いてみると、
しばしば can を伴って〈物・事が〉しばらくほうって[しないで]おかれる、急を要しない
(ランダムハウス英和辞書)
とありました。
つまり、自動詞としての用法となります。
Merriam-Websterでは、
to remain temporarily neglected or unrealized
とあるのですが、当座は無視してもいいというくらいの事については"can wait"ということができます。
ですのでその逆、"can't wait"は後回しにできない緊急性がある状況ということで、「待った無し」ということになるでしょう。
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