イヌを飼えば、長生きできる!?
そんなタイトルの記事につられました。
You could live 24% longer, thanks to your dog
Roll over — and delay death?
Turns out, one of the many tricks that dogs can do for their humans is to help them live longer — especially if they live alone, or have previously suffered a heart attack or stroke, according to the American Heart Association.
The tail-wagging findings come from a meta-analysis of almost 70 years of global research published in the journal “Circulation” on Tuesday, as well as a new Swedish study of heart attack and stroke survivors spanning over a decade.
The first meta-analysis drew on data from almost 4 million people in the U.S., the U.K., Canada, New Zealand, Australia and Scandinavia, and associated dog ownership with a 24% decreased risk of dying by any cause, and a 64% reduced risk of death after a heart attack in particular.
(Nicole Lyn Pesce. You could live 24% longer, thanks to your dog. Market Watch. October 8, 2019.)
アメリカやイギリス、カナダなどに住む400万人のデータから、イヌを飼っている人の死亡リスクはそうでない人と比べて24%も低いという統計があるそうです。
また、心不全等による死亡リスクは64%も低いという結果だとか。
イヌを飼っていると散歩にも連れて行かなければなりませんので、良い運動にもなるということはありますが、ペットとの交流が精神的な健康面に及ぼす影響もあるのでしょう。
ところで、引用した記事の中に、
The tail-wagging findings come from a meta-analysis of...
という箇所があり、"tail-wagging"という表現が気になって調べました。
文字通りには、尻尾を振るということで、イヌの仕草にかけた洒落の意図を感じます。私は、イヌが喜んだり、興奮しているときに尻尾を振ることから、そのような意味での形容詞的な意味合いかと思ったのですが、どうやらそうではないらしいことが辞書を引いて分かります。
辞書で"tail"を引くと、
the tail wagging the dog
という成句が載っており、これは主客の転倒を意味するそうです。
別の表現では、"the tail wags the dog"という形もあり、これは即ち、(イヌが尻尾を振るのではなく)尻尾がイヌを振る、ということになります。(つまり、主客転倒。)
記事のコンテクストに照らせば、人間がイヌというペットを飼っている積もりが、逆にイヌから恩恵を受けている、ということを表現したものと解釈できます。
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