終わりの見えないロシア、ウクライナの戦争ですが、各国のウクライナ支援の継続に懸念が生じています。
米ホワイトハウスはウクライナへの軍事支援が議会で承認されない状況が長引けばウクライナの敗北につながると警告しました。
White House budget director Shalanda Young said funds for military aid would run out by the end of the year and that a failure by Congress to approve new support would “kneecap” Kyiv in its fight against the Russian invasion. “There is no magical pot of funding available to meet this moment. We are out of money — and nearly out of time,” she said.
Meanwhile EU member states are embroiled in a huge budget bunfight, including top-up funds of €50bn for Ukraine, ahead of a summit in Brussels on December 14-15. The budget talks have become even more complicated by the far-right’s victory in Dutch elections and a landmark court ruling in Germany restricting government spending. To make matters worse, Hungarian Prime Minister Viktor Orbán is again vowing to veto the start of Ukraine’s EU membership talks.
(Darren Dodd. Failure to approve further US aid could ‘kneecap’ Kyiv. Financial Times. December 4, 2023.)
ウクライナ支援をめぐっては米国のみならず、EU諸国でも予算承認に難渋している模様です。
記事では、
budget bunfight
とあるのですが、"bunfight"という単語を知りませんでした。
手元の辞書を引いてみると、茶会、ティーパーティ、とあるのですが??
英俗語、つまりイギリス英語の俗語表現とあるのですが、何故〜fightと名のつくものがお茶会になるのか、曰く付きの単語と思われました。
"bunfight"のbunとは、パンのことです。
馴染みのあるハンバーガーの「バンズ」(buns)はその"bun"の複数形であり、真ん中に具材を挟む丸いパンを指しますが、"bun"は菓子パンの一種でもあるそうで、これはイギリス英語に特有の意味なのか分かりませんが、お茶会で供されるものなのだそうです。ハンバーガーの「バンズ」はシンプルなものに決まっていると思うのですが、お茶会で供されるの"bun"はドライフルーツやシナモンなど、味の付いた菓子パンのようです。そしてお茶会ではこの"bun"をめぐって子供らがケンカするから、お茶会のことを"bunfight"と言うのだとか。
それが発展して(!?)、"bunfight"は大論争とか激論の意味でも用いられるようになったそうです。
周りくどいというか、変わった語源の単語ですね。
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