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2023年12月14日木曜日

testy

ウクライナのゼレンスキー大統領が米国を訪問、ホワイトハウスでのバイデン氏と会談となりましたが、その後の記者会見で矢継ぎ早に質問攻めするマスコミにバイデン氏がぷっつん(!?)した、という記事を読みました。

多数の記者が恐らくは一斉に質問し始めたのでしょうか、バイデン氏は、ちょっと静かに!というような感じで諌めた模様です。


President Biden got testy with White House reporters Tuesday as they blasted him with questions during his Oval Office meeting with Ukrainian President Volodymyr Zelenskyy.

After his talk with Zelenskyy concluded Tuesday afternoon, the gaggle of reporters present peppered both world leaders with questions. Seemingly taken aback by the volume and number of questions coming his way, Biden held up his hand and exclaimed, "Whoa! Whoa! Whoa, hush up a second, Okay?"

The noise from the reporters died down as Biden went on to make his announcement. "I got one more thing to say," he stated, while holding a stack of papers in his hand. "I just signed another $200 million draw down from the Department of Defense for Ukraine."
(Gabriel Hays. Biden tells White House reporters to 'hush up,' laughs as he ignores their questions. Fox News. December 12, 2023.)


上で「ぷっつんした」と書いたのですが、カッとなった、キレかけた、と訳しても良いと思われる、今日の1語は"testy"です。

辞書には、


短気な、怒りっぽい


といった訳語が見えます。つまり、アレですね、大阪弁でいうイラチというか、頭に血がのぼりやすい、ということかと思います。

ところで、"testy"という単語のスペルにはtestという文字が見えるので何だかカタカナの「テスト」、つまり試験を思い出しますね。

"testy"という単語はラテン語testaに由来するのですが、このラテン語はレンガとか(土製の)壺、甕、また動物の外殻、被殻といった意味です。

このラテン語が頭部、頭の意味に発展し、フランス語ではtêteになります。因みに、壺とか甕から頭部を発想するのは、ドイツ語で頭を意味するKopfが英単語の"cup"と類縁にあるということとも共通性があるそうです。(Online Etymology Dictionaryによる。)

ということで、"testy"とは頭と関連しており、頭に血がのぼってキレやすいことを言うようになった、という話でした。

ところで、上では英単語の"test"という単語にも触れましたが、大変興味深いことに、テスト、試験を意味する"test"もラテン語のtestaと関係があるんですね。

語源解説によれば、金属を溶かして質を試すのに壺や甕を用いたことから、現在の"test"の意味になったそうです。

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