アメリカ大統領選投票日の様子を伝える記事の中で、ハリス候補がワシントンD.C.の"phone bank"をサプライズ訪問、という記事を見かけました。
ハリス氏は"phone bank"にて民主党関係者らの歓待を受け、自ら有権者に電話をかけるというパフォーマンスで盛り上がったとか。(これが見せかけでフェイクだというのが以下引用する記事なのですが・・・。)
ところでここでいう"phone bank"が具体的に何を指すのか、どういう場所なのか分からず、今日の1語になりました。
Kamala Harris made calls to voters at a phone bank in Washington, D.C., just hours before the polls closed. However, when she turned the phone towards the camera, the screen displayed only the camera app, with no active call shown. The clip went viral, with MAGA supporters calling her "fake." However, many defended her, explaining that iPhones can run the camera app while on a call.
(Khushi Patel. Did Kamala Harris Accidentally Reveal 'Fake Call' On Camera? DC Phone Bank Video Sparks Debate. Times Now News. November 5, 2024.)
"phone bank"は銀行(bank)なのでしょうか、あるいは?と考えましたが、電話の銀行なんてイメージが湧きませんし、選挙の立候補者が銀行を訪れるというのも変な話です。
テレフォンバンキング(電話でできる銀行取引)というのがありますが、これもおかしい。
辞書にも見当たらないようなのですが、検索すると、
telephone bank
in American English
an array of telephones used in large-scale telephoning operations, as for a political campaign
(Collins Dictionary)
とあり、このことだと分かります。
つまり沢山の電話機を設置している場所のことで、コールセンターとか、有権者に電話をかけて投票をお願いする選挙対策本部のような場所を指すものです。
ハリス氏が訪れた"phone bank"とは恐らく後者を意味するのだと思われます。
"bank"という単語には、同種のものが一連となって列をなしている状態を指す意味があり、"phone bank"という表現の"bank"はこの意味かと思います。
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