第二次トランプ政権の発足を前に、キーワードとして上昇中なのが、"tariff"(関税)です。
トランプ氏は自身の公約の中で、海外からの輸入品に対する関税を引き上げると明言しており、中国からの輸入品に対しては60%という高い関税を課すと言っています。特に中国の安い電気自動車が欧米の市場を席捲しているとあって、関税率引き上げによって米国内自動車メーカーを守る意味合いは大きいものとなっているようです。
Trump’s tariffs are coming, that's for sure. On the campaign trail, he made imposing tariffs on foreign manufacturers a cornerstone of his economic plan and proposed a 10% tariff on most U.S. imports, a 60% tariff on Chinese-made goods, and potentially higher tariffs in select cases.
Tariffs on imports can boost domestic businesses by making foreign-made products more expensive. This helps American manufacturers become more competitive since many countries, such as China, Vietnam, and Mexico, pay workers low wages. As tariffs make foreign products more expensive than before, American consumers may choose domestically manufactured goods instead.
(Rohit Arora. Trump’s Tariffs: Will They Help Or Hurt Small Businesses? Forbes. November 13, 2024.)
別の記事で読んだのですが、トランプ氏は自身を、
a Tariff Man
と呼び、関税(tariff)というのはとてもよい言葉だと公言しています。「関税大好き男」だということです。
"tariff"というのは税率を示した「表」のことを指すのですが、その意味では、関税に限らず、いわゆる料金表や運賃一覧なども"tariff"と呼ばれます。
語源はアラビア語のta'rifという単語で、その意味は、知らせる(こと)、通知、というものです。
つまり、支払う側にとってみれば一方的に示されるものであり、仕方なく払わざるを得ないものということになります。トランプ氏が関税が大好きなのは、相手に有無を言わせず一方的に決めることができるからではないかと・・・。
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