ニューヨークの美食家らが舌鼓をうつ(!?)というある食べ物が話題です。
南米エクアドルの名物料理らしいですが、何とモルモットの丸焼きだそうです。記事の写真からはいささかグロテスクに見えますが・・・。
New York City epicures are devouring a “special” Ecuadorian delicacy, guinea pigs — better known stateside as a potential pet for kids — and hailing them as a “very delicious” feast.
At least that is the experience at the restaurant La Casa Del Cuy — literally “the house of guinea pig” — a culinary go-to in Corona, Queens, that grills and serves the rodent (cuy) whole, essentially every part but the “squeak.”
(Ben Cost. Grilled guinea pigs are this NYC restaurant’s shocking specialty — and the head is the ‘best part’. New York Post. November 12, 2024.)
ペットとしてもお馴染みのモルモットは英語で、
guinea pig
と言います。実験動物としても繁殖される小動物ですが、"guinea pig"という名称は謎だらけとされています。
辞書の語源欄にも説明を見つけることが出来ますが、まず"Guinea"とはアフリカの国(ギニア共和国)のことですが、モルモットがギニアを原産地とする訳でもなく、何故「ギニア」なのか、よく分かっていないそうです。
また、"guinea pig"は豚(pig)でもありません。和名は「テンジクネズミ」であり、齧歯類、すなわちネズミの仲間に分類されています。一方、学名(ラテン名)はCavia porcellusとなっており、porcellusは小豚のことなので、外観としては似てなくもないことから、混同された結果の命名とも言われているそうです。
話をさらにややこしくさせているのが、この小動物が南米を原産地とするらしいということです。
南米にガイアナ(Guyana/Guiana)という国がありますが、これが"Guinea"に転訛したという説があるそうですが、これも眉唾物だとか。
1500年代初め、スペインやオランダ、イギリスなどが南米からこの"guinea pig"を持ち帰り、ペットにしたそうです。(ウィキペディア)
異国から持ち帰ったこの小動物がちょっとしたペットブームにでもなったのでしょうか、当時の英国人などにとっての「異国」はアフリカ大陸というイメージがあったから、"guinea pig"という名前が定着したという説もあるようです。
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