エリザベス女王の在位60年の祝賀に関するニュースがイギリスのメディアで話題です。英語では、"the Diamond Jubilee"と呼ばれています。
One of the more unusual tributes being planned for the Diamond Jubilee is a new portrait of the Queen - but one being made out of cakes.
The idea of German-born chef Gerhard Jenne from Konditor & Cook, the image will be made up of 3,120 individual cakes - one for every week of her reign - iced to create a pixellated composite portrait.
The final cake portrait, which will be displayed in London's Battersea Park, will take three to four days to create - and once unveiled, the public will be invited to buy a piece of it, in exchange for a charity donation.
(The Queen - in cake form. BBC News. May 3, 2012.)
エリザベス女王のポートレートを、何とケーキで再現するという試みが記事で取り上げられています。
在位60年ということで、60年間の週、つまり52週x60=3,120個のケーキが女王の顔を構成しているそうです。そのメイキングについては記事のビデオ映像からうかがうことができます。
さて、"the Diamond Jubilee"についてですが、何故”ダイヤモンド”(Diamond)なのか、という素朴な疑問が出てきました。
”ダイヤモンド婚”などとも言われますが、これは結婚60周年(あるいは75周年)を祝うものです。他には金婚式(50周年)、銀婚式(25周年)などがよく知られています。
ダイヤモンドが60(あるいは75)という数字にリンクしている理由は定かではありません。結婚記念日を祝うのに年数が浅いうちはより脆く、安っぽいものから始まり(例えば1周年の紙婚式や10周年のアルミ婚式など)、年数を重ねるに連れて徐々に硬く、高価なものへとシンボルがグレードアップしており、その最高峰がダイヤモンドというだけのことなのかも知れません。
"jubilee"というのは50周年を記念する記念祭、祝賀行事を指していますが、これに"silver"や"golden"などがつくことで年数が変わります。
25年を銀(silver)、50年を金(golden)としているのは結婚記念日も"jubilee"(記念祭、祝賀行事)も同じですが、ダイヤモンドについては、60だったり、75だったりするようです。
元々イギリスにおいては"the Diamond Jubilee"は75周年の祝賀だったようですが、ヴィクトリア女王の在位60年を1897年に祝賀して以来、60周年の祝賀という意味がほぼ定着したもののようです。
下衆の勘繰りですが、50周年(golden jubilee)の次が75周年(diamond jubilee)というのは少し間が開き過ぎでハードルが高いので自然と60周年に落ち着いたのではないかと思うのですが・・・。勿論典拠などありません(笑)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿