“ラインナップ”(英語では、"lineup"もしくは"line-up")と聞いてまず思い浮かべるのは、製品のラインナップ、つまりある製品の型違いや色違いなどの一連のシリーズ、という意味だと思いますが、コンテクストが犯罪捜査ということになると、容疑者の“面通し”という意味になります。
Police are questioning the heartless brute who allegedly mugged an elderly woman and stole her heirloom wedding ring in the Meatpacking District, authorities said.
The suspect has been linked to three other elevator robberies and will undergo lineups later today, police said.
(Jessica Simeone. Cops quiz heartless 'wedding-ring thug' suspect: authorities. New York Post. December 12, 2012.)
上記の引用は強盗事件に関するものですが、ある事件の容疑者が他の強盗事件にも関与した疑いがあるということで、容疑者の"lineups"(面通し)を行うことになった、というものです。
私が日本語の“面通し”という表現からイメージするのは、テレビドラマなどで見る、容疑者が取調室で刑事に尋問されているのを、目撃者や被害者が取調室の外から、マジックミラー越しにそっと確認する、というようなものなのですが、英語の"lineup"は複数の容疑者を横一列に並べるというもののようです。
まさしく、容疑者が“ラインナップ”されているわけです。
ちなみに、"lineup"はアメリカ英語の表現で、イギリス英語では、
identity parade(あるいは、identification parade)
というそうです。
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