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2012年12月27日木曜日

アメリカ俗語特集(2) ― stretch

昨日の記事の続きで、アメリカ俗語特集の2日目です。

今日の単語は、"stretch"です。運動前にやるストレッチと同じ単語ですが、怖い怖い闇の世界のコンテクストでは、有罪判決を受けた容疑者が壁の中で過ごす“刑期”のことを意味します。


Douglas, who is doing a nearly 10-year stretch for dealing crystal meth and smuggling in drugs for himself while in the pokey, was inadvertently exposed as a turncoat by his shrink during a bail hearing in 2010.
(Brad Hamilton. Michael Douglas' son seriously injured in prison after bounty placed on him. New York Post. December 16, 2012.)


懲役刑がなぜ“ストレッチ”なのでしょうか?刑務所の囚人部屋に入れられて、“ストレッチ”することくらいしかなくなるという意味でしょうか。

この俗語表現についての語源は明らかではありませんが、Oxford Dictionary of Euphemismsによりますと、


stretch of years


という表現に由来するものであるとの解説があります。"stretch of years"という表現における、"stretch"とは一続きの期間を表しているものですが、なるほど懲役刑の刑期とは通じているように思われます。

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