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2012年12月26日水曜日

アメリカ俗語特集(1) ― rat

ギャング映画を地で行くような、そんなニュースではないかと思います。

1週間くらい前のニュース記事なのですが、私個人にとっては「ブラックレイン」の映画が特に印象深い、Michael Douglasさんの名前がヘッドラインにあります。


Michael Douglas' son seriously injured in prison after bounty placed on him


マイケル・ダグラスさんには息子がいるそうですが、この息子さんというのが麻薬中毒だったらしく、麻薬密売の逮捕歴もあるとか。有名人のゴシップにはあまり関心はないほうですが、過激な内容のタイトルにつられてアクセスしたような次第です。

有名人の2世に色々と問題があって世間を騒がせるというのは日本でもアメリカでも同じでしょうか。


The jailed, heroin-addict son of Oscar-winning actor Michael Douglas suffered a broken leg and finger behind bars after a crime-family captain put a $100 bounty on him for being a “rat,” a prison insider says.
(Brad Hamilton. Michael Douglas' son seriously injured in prison after bounty placed on him. New York Post. December 16, 2012.)


さて、今日からのえいご1日1語では、このギャング映画を地で行くような記事から、恐らくはヤクザまがいの世界でしか通用しないような隠語(俗語)表現を取り上げたいと思います。

まず、上記の引用に出てくる、"rat"ですが、これは、


裏切り者


を意味するアメリカ英語の俗語です。記事中には、"turncoat"(変節者)という表現も出てきますが、上記で引用した冒頭部分での、引用符付きの"rat"は隠語ならではのインパクトがあるように思えます。

なぜ裏切り者のことを"rat"と言うのでしょうか?ネズミという小動物の小賢しさのイメージからでしょうか?(トムとジェリーを思わずイメージしてしまいますが。)

ストーリーを読むと、マイケル・ダグラスの息子は麻薬の取引で、いわゆるその筋の組織に絡んでいたそうなのですが、逮捕されるに及んで、当の組織に不利な証言をしたことから、組織から裏切り者とされ、その命(?)に懸賞金(bounty)まで掛けられたということですから、まさしくギャング映画を見るようです。

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