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2013年4月29日月曜日

“振袖”!? ― batwing

アメリカにおける美容整形のトレンドは顔面や下半身を対象としたものではなく、上腕部を対象にした"brachioplasty"と呼ばれる分野なのだそうです。

上腕部の何が問題なのか、一体どうしたいというのかと思って記事を読んでみますと、いわゆる二の腕部分のたるみを取りたいというのが最近の女性の願望なのだとか。


The fastest-growing area for plastic surgery isn't on the face or below the belt. The arms have it, according to a report released Monday by the American Society of Plastic Surgeons, which found upper-arm lifts have jumped a staggering 4,378% in the past decade.

(中略)

Upper-arm lifts, known as brachioplasty, involve trimming loose skin from a saggy underarm area — those dreaded "batwings" — and may also incorporate liposuction to remove excess fat. Patients are put to sleep for the procedure, but can go home the same day.
(Tracy Miller. Plastic surgery for toned arms: Upper-arm lifts surge more than 4,000% in a decade. New York Daily News. April 29, 2013.)


さて、二の腕のたるみのことを、


batwing


と表現しています。これは字義通りにはコウモリの翼のことを指していますが、二の腕のたるみを表現するのに言い得て妙ではないでしょうか。

そう言えば、日本語では二の腕のたるみを“振袖”などというそうですが、これもまた面白い表現だと思ったことがあります。

英語の"batwing"は、"batwing sleeves"と呼ばれる、服飾において特徴的な袖(袖ぐりが深く、手首部分ですぼまるようになったもの)のことも指すようです。そういえば振袖も服飾の用語ですね。

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