アメリカ・ニューヨークのJFK空港で、心臓発作を起こした男性の乗客が亡くなるという事故があったと報じられています。
救急隊が駆け付けたものの、セキュリティドアに阻まれたために時間をロスしてしまい、男性を救うことができなかったようです。
A man died after suffering a heart attack at Kennedy Airport after two teams of first responders failed to reach him — because their electronic ID cards couldn’t open secure doors at the newly renovated Delta terminal, The Post has learned.
Precious minutes were lost due to the tragic snafu, which unfolded early Saturday when Gunseye Adekunle, 50, of New Jersey, collapsed in the $1.4 billion Terminal 4 while he was preparing to board an Arik Air flight to Nigeria, sources said.
A call went out for help, but what happened next was a massive mix-up.
(Philip Messing. Tragic security snafu: Man dies at JFK after doors delay responders. New York Post. July 17, 2013.)
救急隊はセキュリティドアを開くためのIDを当然身に着けていましたが、そのIDがうまく機能しなかったらしく、道を阻まれたそうなのです。
最初の救急隊がエレベータのセキュリティで足止めを食い、また別の救急隊も先導する警備係のセキュリティカードが機能せず、蘇生処置にクリティカルな2分が失われました。まさに悲劇(tragic snafu)です。
さて、"snafu"とは聞きなれない表現ではないでしょうか?
辞書を引くと、
situation normal all fucked up(あるいは、fouled up)
の略である、とあります。
ミスやトラブルが重なって、通常ならば問題なく済むところが大変な混乱を引き起こしている、そういう状況のことを表現するものと解釈できます。
全くレベルの違う話ですが、今日は出張で新幹線に乗ったのですが、東京駅で乗車券を購入する際に、手持ちのSUICA定期券を券売機に通したところ、何度やっても受け付けられないというトラブルに見舞われました。(エクスプレス予約で指定席のみ先に予約し、特急券の受け取り時に乗車券を別途購入する腹積もりだったのです。)
呼び出しを押して事情を説明すると、どうやら私の所有しているSUICAが“かなり使い込まれている”のが原因で読み取れないので窓口で買うように、という説明です。見ると窓口には10人くらいが行列を成しています。予約している新幹線まで時間がないので焦りました。
何とか間に合いましたが、窓口では同じSUICAを読み取って精算している訳で、古いから読み取りトラブルがありますという説明は腑に落ちないものがありました。
まさに、私にとって"snafu"、だった訳です。
2013年7月18日木曜日
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