JCPennyという、日本のそごうとかタカシマヤに相当するようなデパートがアメリカにありますが、以前から業績が思わしくなく、従業員を解雇したりということがメディアに取り上げられていました。
追い討ちをかけるように、今年の第三四半期の損失が5億ドル近くにも達するというニュースが下記です。
Memo to JCPenney: firing workers breeds five-finger discounts.
The flailing retailer, logging a $489 million quarterly loss, admitted Wednesday its margins have been hit by shoplifting — but some insiders disagreed with the department store's official excuse for the problem.
Chief Executive Mike Ullman, in a conference call with analysts, blamed the noticeable uptick in what retail insiders call "shrinkage" — and what the rest of America calls shoplifted goods — on a move by former CEO Ron Johnson to eliminate anti-theft sensor tags.
(James Covert. JCPenney sees increase in shoplifting after firing workers. New York Post. November 21, 2013.)
人員整理で従業員を解雇した結果、万引きが増加したことがその背景にあるそうです。店内でスタッフ(店員)がまばらになってしまったから万引きがやりやすくなったということでしょうか。アメリカは万引き大国!?
さて、引用記事に"shrinkage"という単語が引用符付きで出てきます。
"shrinkage"と聞くと縮小、減少という意味が思い浮かびますが、引用部分の
uptick in (what retail insiders call) "shrinkage"
は、“縮小”の増加、という、ちょっと良く分からない、矛盾するような表現に戸惑いました。
が、続く文脈では、
what the rest of America calls shoplifted goods
とあり、"shrinkage"とはすなわち"shoplifted goods"であると分かります。
辞書を引きましたが、"shrinkage"には、
(抜き荷・万引きなどによる)商品逸失
という意味があることが分かりました。商業用語のようです。
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