イギリス国民のみならず、全世界が注目した国民投票の結果が出ました。スコットランドがイギリスから独立するか否か、の件です。
日本でも注目度が高かったようで、今日のお昼のテレビ番組では中継で開票状況を報じていました。日本時間の午後には結果が明らかになりましたが、僅差で独立反対が賛成を上回りました。
EDINBURGH, Scotland — Scottish voters decided they are better off remaining part of the United Kingdom, a blow against independence that produced a huge sigh of relief in London and averted an uncertain future for the country.
"The people of Scotland have spoken and it is a clear result. They have kept our country of four nations together, and like millions of other people, I am delighted," Prime Minister David Cameron said in a news conference from 10 Downing Street. "It would have broken my heart to see our United Kingdom come to an end."
(Kim Hjelmgaard. Scottish voters choose to stick with U.K. USA Today. September 19, 2014.)
独立賛成45%に対し、反対が55%、投票率は84%だったということです。
キャメロン首相は胸をなでおろしたことでしょう。
さて、今日の表現です。記事のタイトルにある、
stick with
を辞書で引くと、“一緒にいる”という意味の口語である、という説明があります。
"stick"とは、張り付く(張りつける)、くっつく(くっつける)という動詞です。(“ステッカー”と同じです。)
通貨の問題や安全保障、EUへの加盟など、様々な争点が取り沙汰されたようですが、最終的にスコットランド住民はイギリスと“一緒にいる”方が得策だという判断に傾いたのでしょう。
"stick with"には、“忠実である”という意味もあるようですが、今回の投票結果が忠誠を反映したものなのかどうかは、今後の議論を待たねばならないでしょう。
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