これを書いている横で女性が食事をしているのですが、その音が気になります。
お昼休み時間にランチを食べているだけなので別に悪いことをしているわけではないのですが、どうしても気になるのです。似たような感覚をお持ちの方もいるのではないかと思います。
神経質だと言われるかもしれませんが、食事に限らず、紙やビニール袋でカサカサと音を立てたりするのも結構気になります。別に図書館のような静寂さを求めているわけではなく、例えば隣で誰かが会話をしていても全く気にならないこともあります。
こうした感覚についての真面目な研究に関する記事が目に留まりました。
Nobody likes hearing someone crunching their food, but for some it’s more than just an annoyance — the sound triggers a full “fight or flight response.” These people have a rare condition called “misophonia” that makes them extraordinarily sensitive to everyday sounds, and new research confirms that their brains really are wired differently.
For a study published this week in the journal Current Biology scientists scanned the brains of 20 people with misophonia and 22 without. All participants listened to unpleasant sounds including screaming, neutral sounds like rain, and what people considered their “trigger” sounds, like certain eating or breathing sounds. Nobody enjoyed the annoying sounds. But when people with misophonia heard their trigger noises, they started sweating and their heart rates went up.
(Angela Chen. Why the sounds of eating make some people so angry. The Verge. February 5, 2017.)
どうやらこの神経質な症状は医学的に、ミソフォニア(misophonia)と診断される病気のようです。
"misophonia"は手持ちの辞書に載っていませんでしたが、グーグル検索すると「音嫌悪症」という日本語がついていました。
嫌悪を意味する接頭辞miso-に、音を意味するphoniaが結合したものです。
記事によりますと、misophoniaの徴候を示す人は、特定の音を聴いた際に脳の特定の部分が反応し、交感神経が刺激されるのだそうです。
神経質では済まされず、病気ということになってしまいます・・・。
2017年2月6日月曜日
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