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2018年4月10日火曜日

time served

記事の引用からお読み下さい。


A former JetBlue flight attendant who ran from security after ditching 60 pounds of cocaine at Los Angeles International Airport has been sentenced to time served.

Marsha Gay Reynolds pleaded guilty last year to conspiracy to possess and distribute cocaine. She was arrested in March 2016.
(JetBlue flight attendant who ditched 60 pounds of cocaine at airport sentenced to time served. Fox News. April 9, 2018.)


コカインの密輸に関わったフライトアテンダントに判決が下された、という内容の記事ですが、記事のタイトルにも出てくる、


sentenced to time served


の意味が分かりませんでした。

通常ですと、


sentenced to 10 years in prison


などという形で見られ、懲役10年(に処された)という意味になりますが、“(sentenced to) time served”とはどういう意味なのでしょうか?

同記事の続きを読んでみるとヒントがあります。


Citing her cooperation with prosecutors, a judge on Monday sentenced Reynolds to time she has already served in custody. City News Service reports she is likely to be released shortly. She'll spend three years on supervised release.
(ibid.)


“time served”とはすなわち、


time she has already served in custody


ということであることが分かります。つまり、判決が下されるまでの勾留されていた期間を指すようです。

日本語では何と表現したものかと色々調べてみると、法律用語では「未決勾留期間」というそうです。

懲役xx年と言う時のxx年については、実際にはこの未決勾留期間を差し引いて計算する仕組みがあるそうです。つまり、判決で言い渡される刑期よりも短くなります。

記事のフライトアテンダントについては、有罪判決となったものの、この未決勾留期間を差し引いて実際には刑務所に入ることなく済む、というのが、“sentenced to time served”の意味するところということになります。

つまり、実質無罪ということでしょうか。


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