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2019年11月1日金曜日

woke

昨日の投稿で話題にした"cancel culture"の続きとなりますが、関連してもう一つ取り上げたい表現があります。

同じ話題の別記事から引用します。


Former US President Barack Obama has challenged "woke" culture telling young people: "The world is messy."

He made the comments at the Obama Foundation's annual summit in Chicago on Tuesday.

Mr Obama said that calling people out on social media did not bring about change, and that change was complex.

"Woke" is described as being alert to racial or social discrimination and injustice, along with being aware of what's going on in the community.

Mr Obama told the audience: "I get a sense among certain young people on social media that the way of making change is to be as judgemental as possible about other people.
(Barack Obama challenges 'woke' culture. BBC News. October 30, 2019.)


その表現というのは、


woke


という単語ですが、やはりインターネット、SNS全盛時代ならではの表現と思います。

引用部分に"woke"という単語の意味するところが説明されていますが、American Heritage Dictionaryではスラングという扱いで、下記のような定義となっています。


Aware of the injustice of the social system in which one lives


つまり、世の中の不正や不平等などに対して高い意識を持っている状態のことを指しています。

これが行き過ぎると、例えば不穏当な発言をした個人に対するバッシングという事になってしまう訳ですが、昨日の"cancel culture"と同様に有名、無名を問わず、生きづらい世の中になっているようにも思えます。


2 件のコメント:

  1. 蘭です。
    wokeという単語を、ザッと見ると、wakeの過去形だと思いました。それで、不正や不平等に対する反発だという意味を知り、つい「衆人皆酔い、われ独り醒めた」という詩を思い出しました。異曲同工の妙があり、ということですね。
    このwokeの由来はどうなっているかはわかりませんが、詩によってこの単語の意味をしっかりと覚えました。
    今日は勉強になりました。

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    1. コメントありがとうございます。中国の故事成語を知らなかったので勉強になりました。

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