記事の引用からどうぞ。
Greeting card and stationery chain Papyrus is closing its stores in another blow to the ailing industry.
Most of the 254 closings will take place over four to six weeks, said Dominique Schurman, CEO of Papyrus parent company Schurman Retail Group.
Founded by Marcel and Margrit Schurman in 1950, Goodlettsville, Tennessee-based Schurman has about 1,400 employees at its stores.
“Despite our Herculean efforts to realign our Papyrus and American Greetings stores to fit today’s shopping environment, Schurman Retail Group had to make the difficult decision to close all 254 of our stores in North America," Schurman said in a statement sent to the USA TODAY Network's Indianapolis Star.
Tuesday, the Papyrus website advertised 20% off, and all sales were final.
(Papyrus closing stores nationwide in the next four to six weeks. USA Today. January 22, 2020.)
文具やグリーティングカードを販売するPapyrusという会社が、北米を中心に展開する254の店舗を閉鎖すると公表したということです。
今時、グリーティングカードなどは流行らないのでしょうか、ネット全盛時代のあおりを受けての苦渋の決断と推測されます。
“Despite our Herculean efforts..."
というコメントがありますが、経営努力だけではどうしようもなかったのかもしれません。
"Herculean"というのはギリシャ神話の登場人物ヘラクレスのことです。
ゼウス(Zeus)の息子にあたるヘラクレスは怪力の持ち主だったということで、途轍もないパワーや努力が要求されるような、という意味合いで用いられます。
余談ですが、ヘラクレスはゼウスが人間の女性との間に設けた私生児ということになっており、そのことに嫉妬した正妻のHeraは生まれて間もないヘラクレスの殺害を目論んだと言われています。
生まれながらにして逞しかったヘラクレスは、Heraが差し向けた刺客(大蛇)をやっつけますが、その後も様々な苦行を強いられます。
これが、”the twelve labors of Hercules”(あるいは、”Herculean labor”)と呼ばれるもので、神話によれば、普通ではとてもこなせないような12の難事をヘラクレスは成し遂げたということになっています。
2020年1月22日水曜日
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蘭です。
返信削除素晴らしい単語です!物語のある、由来のあるこのような単語が好きです。ギリシャ神話にちょっと興味があって、ヘラクレスの物語についてちょっと知っています。ヘラクレスは神であり、人間でもあります。十二の試練に耐えられて、苦難を乗り越えたヘラクレスの名前から由来するHerculeanという単語はまさに「多大な努力」にふさわしいと思います。