今時の若い人(などと言うと、私自身が年寄りを自認するようなものですが)はレコードなんて見たことがないのではないでしょうか。
音楽はオンラインで購入するもので、CDやMDすら知らず、ましてやカセットテープなど・・・。
中学〜高校時代に録り貯めたカセットテープを未だ愛聴しています。
ですので、この時代にもアナログレコードに根強い人気があるというのは驚きませんが、CDの売上げを凌ぐものがあるというCNNの記事には正直なところ驚きました。
The days of vinyl records being a nostalgic relic of the past are long gone. This year, vinyl sales have outpaced CD sales in the United States for the first time since the 1980s.
Vinyl records accounted for $232.1 million of music sales in the first half of the year, compared to CDs, which brought in only $129.9 million, according to a report from the Recording Industry Association of America.
Vinyl records, also known as "records pressed on wax," were commonplace before other formats, such as cassette tapes and CDs, become the preferred mode of listening to music. But that hasn't stopped vinyl records from making a resurgence. Since 2005, sales for vinyl have grown consecutively. In the first half of 2020, vinyl revenue was up 4%, while CD revenue was down 48%, according to the RIAA.
(Jazzmin Goodwin. Vinyl record sales surpass CDs for the first time since the 1980s. CNN. September 13, 2020.)
ずばり、“vinyl”です。
記事中は“vinyl record”と表現されていますが、随所で見られるように、“vinyl”だけでもいわゆるアナログレコードのことを指します。
我々がカタカナでも使う「ビニール」と同じですが、発音は「ヴァイナル」と表記するのに近いです。
ところで、“vinyl”がレコードを指すのは素材であるビニールに由来しています。
文系学生だった私は生物を取ったため、化学の勉強をしませんでしたので、説明するだけの知識を持ち合わせておりませんが、“vinyl”とは化学でいうビニル基のことを指すようです。
語源を紐解くと、ラテン語のvinum、つまりワインから来ているそうですから、これは驚きです。
化学的には、ビニル基もアルコールとしてのワインも、アルコールの成分としてのエチレンを有しているからとか。
4連休中の昨日、今日、NHKラジオでは蓄音機時代のSPレコードの録音を特集する番組をやっていました。
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