例えば、"a breath of scandal"、“a breath of suspicion”などといった言い回しがあるのですが、このようなパターンの表現が否定文で用いられて、醜聞(スキャンダル)のかけらもない、疑惑の「ぎ」の字も無い(研究社新英和大辞典)、といった意味合いで使われるのです。
コーパスで検索してみましたが、ヒット件数はそれほど多くなく、お目にかかることはあまり多くないのかもしれません。(私は読んでいた小説の中で出くわしました。)
Mrs. Daley was in the public eye for more than 40 years without a breath of scandal or even criticism.
(Chicago Sun Times, 2003)
改めて"breath"の定義を辞書で確認してみると、
a slight indication
(Merriam-Webster Dictionary)
というものがあり、否定文ではいわゆる強意表現ということになります。
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