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2021年2月12日金曜日

a breath of~

呼吸することを意味する"breath"ですが、ちょっと変わった使われ方をしているのを目にしました。

例えば、"a breath of scandal"、“a breath of suspicion”などといった言い回しがあるのですが、このようなパターンの表現が否定文で用いられて、醜聞(スキャンダル)のかけらもない、疑惑の「ぎ」の字も無い(研究社新英和大辞典)、といった意味合いで使われるのです。

コーパスで検索してみましたが、ヒット件数はそれほど多くなく、お目にかかることはあまり多くないのかもしれません。(私は読んでいた小説の中で出くわしました。)


Mrs. Daley was in the public eye for more than 40 years without a breath of scandal or even criticism. 
(Chicago Sun Times, 2003)


改めて"breath"の定義を辞書で確認してみると、


a slight indication
(Merriam-Webster Dictionary)


というものがあり、否定文ではいわゆる強意表現ということになります。



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