パンデミック下、公共の場でのマスク着用は常識、また都市によっては義務化されています。
マスクをしていないことを指摘されて逆上するというインシデントを国内ではよく聞きますが、こうしたインシデントは国や民族を問わないようです。
豪州・シドニーの記事から引用です。
Vision has emerged of a woman berating a Sydney bus driver and pounding his screen after being asked to wear a face mask.
(中略)
Failure to wear a mask on public transport in Greater Sydney, the Blue Mountains, Central Coast and Wollongong at the moment could incur a $200 on-the-spot fine.
After being asked to put a mask on, the tracksuit-clad woman pulls out her phone and begins taking photos of the bus driver, prompting him to raise his hand up to protect his face.
(中略)
She then repeatedly strikes her hand against the bus driver’s screen, yelling “why” with each smack and causing the perspex to shake.
(Natalie Brown. Sydney woman attacks bus driver over mask request. News.com.au. February 9, 2021.)
シドニーでは公共の場でのマスク非着用は、即200ドルの罰金が科されるそうです。
バスの運転手にマスク着用を求められた女性が逆上した様子について書かれています。
見慣れない単語に、"(the) perspex"というものがあります。
先行して、“bus driver’s screen”とあるので意味するところは想像がのですが、辞書を引いてみると、"perspex"というのは元は商標で、
熱可塑性のある丈夫なアクリル(ガラス)
(ランダムハウス英和辞書)
ということなんですね。
飛沫によるウィルス感染防止のために設置される、いわゆるアクリル板のことです。
以前、"plexiglass"という単語も取り上げましたが、やはり商標名でした。
"perspex"についてはイギリスの会社、Perspex Internationalによるブランドです。
同社のウェブサイトによれば、"Perspex"という商標名はラテン語から来ているそうです。
ラテン語の動詞にperspicio(to see through)というものがありますが、そこから来ているようです。
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