最近30日間のアクセス数トップ3記事

2022年11月28日月曜日

shindig

サラリーマンというものは、所詮組織の一員ですから、勤め先(会社)のカルチャーに馴染む、またある意味染まることが求められます。そうしないと、出世はままなりません。(嫌なら辞めればいいのですが・・・。)

以下引用する記事によると、コンサルタント会社に勤めるフランス人男性は、飲み会参加を強制されるカルチャーに反発、解雇されたことを不当と裁判に訴えました。裁判所は訴えを認め、会社側に約30数万円の賠償金支払いを命じました。


A Frenchman who was fired for being “too boring” has been vindicated after a court ruled that his former company’s definition of “fun” violated his rights.

(中略)

The unnamed employee, who goes by Mr. T, had worked as a senior advisor for the Paris-based consultancy firm Cubik Partners, which is notable for its “fun and pro” approach to work, the Telegraph reported. In the spirit of their mantra, they had thrown a series of mandatory soirees for staffers to help boost team spirit and prevent training sessions from becoming too boring.

Specifically, the firm would force employees to “participate in seminars and end-of-week drinks frequently ending up in excessive alcohol intake, encouraged by associates who made very large quantities of alcohol available,” per the appeals court. The sordid shindigs also included simulated sexual acts, sharing beds with colleagues during seminars, as well as cruel nicknames and other forms of hazing.
(Ben Cost. Man wins legal right to be ‘boring’ at work, gets $3K from company. New York Post. November 25, 2022.)


ビジネス拡大のため、顧客との交流を重視する会社のようですが、その交流というのはつまるところアルコールを伴うパーティーであり、要は「飲み会」参加を半ば強要していたということのようです。

記事では、"soiree"というフランス語(こちらも夜の会合のことで、要は飲み会のこと)が出てきますが、


shindig


という見慣れない単語も出てきます。

この"shindig"も宴会、パーティーの意であると辞書を引いて分かりましたが、「うるさい」という形容が付いています。

語源を見てみると、"shindig"は"shin"と"dig"が合わさってできた単語というような説明があります。"shin"(脚のすね)を、"dig"(小突く)、ということですが、よく分かりませんね。

実際のところ、"shindig"が指す「うるさい」宴会というのは、ダンスを伴うような騒々しいパーティーのことで、ダンスをしている最中に他人の足がすねに当たってしまうようなイメージかも知れません。

"shindig"は舞踏会、宴会を意味する"shindy"という単語の影響を受けているとの解説も見られます。

そして、"shindy"はホッケーを意味する"shinny"から来ているとされ、"shinny"がホッケー競技を意味するのはホッケーのクラブですねを怪我しやすいことからだそうです。

ということで、"shindig"、"shindy"、"shinny"の3つに共通するのは、すね(shin)というお話でした。



0 件のコメント:

コメントを投稿