太平洋の大海原を彷徨うこと2ヶ月、オーストラリア人男性と犬が救助されました。
男性はこの4月に、メキシコからポリネシアを目指してボートで出発したそうですが、暴風でボートが壊れ、雨水と魚を取って生き延びていたそうです。
Sydney resident Tim Shaddock, a 51-year-old cancer survivor, and his pooch Bella set off from La Paz, Mexico, in April on a catamaran journey to French Polynesia, but their vessel was damaged in a storm several weeks later, Australia’s 9News reported.
The pair survived by drinking rainwater and eating raw fish as they waited for a miracle while adrift in the Pacific.
On Wednesday, a helicopter conducting surveillance for a tuna trawler spotted the tiny catamaran bobbing in the middle of the vast ocean.
(Yaron Steinbuch. Sailor and dog amazingly survive on rainwater, raw fish while adrift for two months. New York Post. July 17, 2023.)
他メディアの記事では、男性が乗っていたのは"boat"、また"vessel"なのですが、引用した記事では、
catamaran
という単語が出てきます。
初めてみる単語だったのですが、これは双胴船と呼ばれる船の一種を指すのだそうです。
双胴船というのは、船体が並行して2つ並べられたものに甲板を渡した構造になっているもので、丸太を2本並べてロープなどで縛って繋いだような筏船も含まれます。
語源はタミル語で、丸太を繋げた(もの)、という意味だそうです。インド南部で話されるタミル語を語源とする英語というのはあまり記憶にありません。
以前、岩手県の湖で同形状の船を利用したことがあり、カタマランと呼んでいたので馴染みのある言葉でした。しかしタミル語が語源とは知りませんでした!
返信削除コメントありがとうございます。岩手県ですか、いいですね。
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