ロシアのプーチン大統領が、来月8月にアフリカで行われる予定のBRICS会合に出席しない意向であると報じられています。プーチン氏に対しては、ウクライナに対する戦争犯罪の罪で国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ていますが、BRICSが開催される南アフリカ共和国はプーチン氏が入国した場合、ICC加盟国としてプーチン氏を逮捕する義務が生じるということで、行方が注目されていました。
Several new indicators this week show just how isolated Russian President Vladimir Putin has become since his unprovoked invasion of Ukraine a year and a half ago.
A diplomatic dustup with the South African government early Wednesday ultimately revealed that Putin won’t travel to attend the August meeting there of the BRICS economic bloc – an acronym for the coalition of Brazil, Russia, India, China and South Africa – due partly to the warrant for the arrest of the Russian leader issued in March by the International Criminal Court, to which South Africa is a signatory.
(Paul D Shinkman. Putin Appears More Isolated Than Ever Following New Military, Diplomatic Quagmires. US News & World Report. July 20, 2023.)
最近の報道を見ていますと、ウクライナのNATO加盟に纏わる議論の進展、ロシアへの禁輸措置の強化、等、包囲網は狭まってきています。
ロシアもウクライナ産穀物の輸出に関する合意から離脱するなど対抗措置に出ていますが、西側諸国との対立の状況は悪化する一方です。
引用した記事では、プーチン大統領の置かれている状況を、
diplomatic quagmires
と言っています。
"quagmire"というのは、ぬかるんだ土地、沼地のことですが、比喩的に、苦境、窮状を意味します。
いわゆる「泥沼化した」状況ということであり、果たしてどのような形で戦争の終結を迎えることになるのでしょうか。
"quagmire"という単語ですが、quag(廃語)は沼地、ぬかるみ、そして"mire"も泥沼、苦境の意味です。同じような意味の言葉を重ねた単語ということになります。
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