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2024年2月20日火曜日

cypher

英国政府のウェブサイトのロゴが変更されたそうです。

その変更というのがかなり微妙な違いで、言われなければ気が付かないレベルだということで話題になっています。

変更は国王チャールズ3世の即位を受けて、ロイヤル・サイファー(Royal Cypher)が変わったことを受けたものですが、王冠のデザインが故エリザベス女王のものと微妙に異なるというものです。

故エリザベス女王の王冠(St Edwards crown)がチャールズ国王の王冠(Tudor crown)に変わった、ということなのですが、百聞は一見に如かず、下記引用の記事のグラフィックをご覧下さい。


King Charles' preferred crown has replaced Queen Elizabeth II's favoured symbol on the government website, marking his role of the head of state.

The logo can be seen on key pages on gov.uk as the site rebrands this month.

King Charles chose the rounded Tudor Crown for his royal cypher when he took the throne in 2022 - and it is being changed in places where his late mother's St Edward's Crown was shown.

These include post boxes, police uniforms and official buildings.
(King Charles' crown appears in change of logo on government's gov.uk website. BBC. News. February 20, 2024.)


ということで、本日の1語は"cypher"なのですが、これはイギリス英語のスペルになっており、アメリカ英語では"cipher"とつづられます。

そうです、暗号を意味する単語ですが、"royal cypher"(ロイヤル・サイファー)は日本語では王室暗号と訳すらしいです。

"cypher"には暗号の意味の他、名前の頭文字などを組み合わせたものを指す意味もあるそうなのですが、知りませんでした。

チャールズ国王の"royal cypher"は、テューダー王冠にC、R、そして3世を示すIIIのローマ数字が組み合わされたものになっています。Cは言うまでもなくCharlesの頭文字であり、RはRex(王を意味するラテン語)です。

微妙に異なる王冠のデザインを反映させた今回の変更は政府関連組織の広範囲に及ぶらしく、そのコストもそれなりの額になるという話もあります。

日本の皇室は菊花紋章で良かった(!?)

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