先週金曜日、大統領選挙の民主党候補であるバイデン大統領と共和党候補のトランプ氏が初めての討論に臨みました。
米国内のみならず、恐らくは世界中がその行方に関心を寄せたのではないかと思います。
小生も関心があって録画を視聴しました。印象としては、バイデン氏は声が掠れ、所々で言い淀むところが見られるなど、大方の想定通りというか、衰えが目立つという感ば否めませんでした。
報道を眺めてみますと、事実上のバイデン氏敗北としているものが見られます。
バイデン大統領は再選はおろか、再選されたとしても任期を耐えることができないのではないかとの恐れがいよいよ高まり、新たな候補者探しが必要との声も上がっているとか。
バイデン氏を支える家族、また側近らは今回の討論会に至るチーム・バイデンの準備に問題があったとの見方をしているようですが、以下引用する記事は準備云々の問題では無いという話です。
Ex-White House press secretary Jen Psaki said Monday that President Biden’s “bad” debate performance last week was not because of the debate prep — despite reported swipes by first family members that top aides worked him too hard.
Psaki, who left the White House in May 2022 to host her own show on MSNBC, said it was “absurd” for detractors to blame former chief of staff Ron Klain and senior adviser Anita Dunn for mucking things up during the 81-year-old’s week-long rehearsal at Camp David.
(Josh Christenson. Ex-White House press secretary Jen Psaki says Biden’s ‘bad’ debate performance was not because aides prepped him too hard. New York Post. July 1, 2024.)
準備(prep)の問題が取り沙汰されていると聞いて、準備不足だったのかとの思いを抱いたのですが、事実はその逆で、詰め込み過ぎた、ということのようです。
不足にしろ過剰にしろ、81才の高齢者のキャパシティを超えたイベントだったのだろうと思います。
ということで、チーム・バイデンは、
muck things up
してしまったという批判があるということなんですが、"muck"とは肥やしのこと、"muck up"とは物事を無茶苦茶にする、台無しにする、というような意味です。
以前取り上げた、"muckraker"もご覧ください。
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