アメリカ大統領選で、オバマ陣営側が作ったCMがセサミストリートの番組制作会社であるSesame Workshopを怒らせているというニュース記事を読みました。
キャンペーンのCM中に、対立候補であるロムニー氏を揶揄する形で、セサミストリートのビッグバード(Big Bird)を登場させているそうなのですが、それが発端のようです。
WASHINGTON – President Obama has ruffled some feathers at PBS by putting Big Bird in a TV ad attacking Mitt Romney.
“We have approved no campaign ads, and as is our general practice, have requested that the ad be taken down,” Sesame Workshop, the PBS-affiliated non-profit behind Sesame Street, said today in a statement.
(S.A. Miller. Sesame Street wants Big Bird out of Obama campaign ad. New York Post. October 9, 2012.)
今日は、"ruffle a person's feather"という表現を取り上げます。
字義通りの意味、つまり“羽を逆立てる”という意味と、コンテクストから大体想像がつきますが、この成句は、
(人を)怒らせる
という意味で用いられます。
例えば、ランダムハウス英和辞書では下記のような例文が紹介されています。
He ruffled the boss's feathers with his pungent statements.
引用した記事ですが、対象がビッグバード(つまり、鳥)というだけに、"ruffle some feathers"とは、記者の洒落でもあるのでしょうか。
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蘭です。
返信削除大統領選のタグの記事を少しずつ読んでいくつもりです。急にトランプ氏の姿が消えたので、もう2012年の記事でしたかと気づきました。時間が経つのが早いものですね。
この英語の表現は羽を乱させるということから怒りに連想した表現です。なんとなくわかります。勉強になりました。ありがとうございます。