今週は、民間語源による単語という特集でお送りしていますが、最終日の今日取り上げるのは、"avocado"(アボカド)です。
今日の食事のサラダでアボカドを食べたという方もいるかもしれませんね。
アボカドが好きな人も、苦味あるいは淡白な感じのする風味が苦手な人も、この単語に興味深い語源の物語があることを知れば、スーパーに並んでいるのを見て手にとってみたくなることでしょう。
メキシコや中央アメリカを原産とするavocadoは語源としても、メキシコのアステカ族が用いていたナワトル語ahuacatlに由来します。
16世紀にアステカ族を征服したスペイン人はナワトル語のahuacatlを発音しにくいと思ったのでしょうか、aguacateという単語を作ったそうですが、後にスペイン語でlawyer(法律家、弁護士)を意味するabogadoに影響されて、avocadoという単語にしてしまったそうです。
スペイン語のavocadoが英語に取り入れられた訳です。
ナワトル語のahuacatlには睾丸の意味もありますが、恐らく形状が似ていることによるものだとされています。また、果皮がワニの表皮のような印象を与えることから、alligator pear(ワニナシ)とも呼ばれます。
今週のテーマ民間語源特集を終わります。
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