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2014年1月22日水曜日

中国発、ネット中毒者の現実 ― deprogram

ネット中毒患者について当ブログでも過去に何度か(1, 2)記事を引用させていただいたことがありましたが、最近ますます話題になっているようで、本日も中国におけるネット中毒患者に関するリポートを引用します。


In Daxing, a suburb outside of Beijing, an addiction treatment center is guarded by walls topped with barbed wire. Its young patients live in guarded cells, given medication, participate in therapy and adhere to a strict physical and dietary regimen.

Their diagnosis? Internet addiction.

If the ailment seems like a joke, you probably haven't seen the inside of the Chinese rehab centers committed to "deprogramming" patients of what Chinese psychologists call a clinical disorder.
(Treating China's Internet addicts. PBS. January 20, 2013.)


今日取り上げるのは、"deprogram"という単語です。

"deprogram"は離脱を意味する接頭辞のde-と、プログラムするという動詞"program"が結合したものと解釈できます。

インターネット中毒者の話題だけに、"deprogram"とはおあつらえ向きの単語ですが、上記では引用符付きで用いられているので果たして辞書に載っているのかどうか見てみました。

実はこの単語、1973年が初出の米語表現だそうです。意味を見てみると、


(特定の宗教・政治思想などを持つ)(人の)信仰(信念)を説き伏せて変え(捨て)させる、目覚めさせる;(悪習に染まった人を)再教育する
(ランダムハウス英和辞書)


となっています。

つまりネット中毒云々以前から存在していた単語なんですね。

ところで、記事中、中国のオンラインゲーム中毒者はトイレに行く時間も惜しんでゲームをするため、オムツを付けて3日3晩寝ずにゲームをするというくだりがあるのですが、慄然とさせられます。


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