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2014年1月31日金曜日

奪われたツイッターアカウント ― commandeer

ここのところインターネット上の詐欺やハッキングの話題に絶えません。先月はアメリカでスーパーマーケットチェーンから顧客のクレジットカード情報が流出したというニュースがありましたし、今日もYahoo!のメールアカウントが大量にハッキングされたとか、そんな話題が毎日のように報じられています。

その中でひときわ目を引いたのが下記のニュースなのですが、ツイッターのアカウントが奪われてしまったという話です。

なんでも、“@N”という珍しいアカウントを持っていたユーザーで、この手のアカウントはプレミアがついて売買もされるものらしいですが、このユーザーのアカウントも5万ドルで買いたいというような話もあったのだそうです。


Naoki Hiroshima is a Web developer in California. Until recently, his Twitter handle was @N – a unique name, to say the least.

But last week, according to Mr. Hiroshima's own account, he received a text message from PayPal, asking for a verification code. He ignored the message until he received an e-mail from GoDaddy, alerting him to changes in his account settings. As it turned out, a hacker had apparently commandeered both accounts with the purpose, Hiroshima says, of forcing him to hand over his @N handle.
(Matthew Shaear. The strange case of the stolen @N Twitter handle. The Christian Science Monitor. January 30, 2014.)


ツイッターアカウントが奪われるに至った詳細の経緯は複雑なので私にはうまく説明できないのですが、被害者のユーザーが利用していた別のインターネット上のサービスのアカウントがまず乗っ取られ、それを取り返すために最終的にTwitterアカウントを手放さざるを得ない状況になったようです。(経緯はPCWorldの記事が分かり易いのではないかと思います。)

さて、今日の単語ですが、"commandeer"です。("commander"ではありません。"e"が1つ多いことにご注意!)

元々は、戦時中などに人や物資を軍用に接収するという意味で使われていたのだと思いますが、一般化し、他人のものを勝手に取り上げる、奪う、という意味で使われるようになったのでしょうか。

Merriam Websterを引いてみると、同義語(synonym)に、hijackが挙げられており、上記の引用での使用例を見るにつけ、なるほどと首肯させられます。


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