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2014年6月6日金曜日

今日は何の日? ― D-day

昔、お昼のワイドショーで、「今日は何の日~」というコーナーがあったなあなどと思い出しましたが、本日の投稿はそれです(笑)

今日、6月6日が何の日かご存知でしょうか?

G7サミットのニュースなどに絡めて報道されているのでご存知の方も多いかと思いますが、1944年6月6日は第二次世界大戦において、連合国軍がフランス・ノルマンディーへの上陸作戦を開始した日です。

この作戦が奏功し、連合国軍は当時ナチスドイツ支配下にあった西ヨーロッパを奪還するに至り、のちドイツは降伏します。

この作戦は、Operation Overlordと呼ばれていたそうですが、6月6日は"D-day"とされ、どちらかというとD-dayという表現がよく知られています。


Gen. Dwight D. Eisenhower was anxious and restless the night of June 5, 1944. He’d been working 20-hour days at his headquarters at Southwick House outside Portsmouth, England, planning the D-day invasion. The assault had already been postponed once by foul weather.
(David Zucchino. Eisenhower had a second, secret D-day message. The Los Angeles Times. June 6, 2014.)


さて、この"D-day"という表現ですが、"D"というのは"day"の略です。作戦の実行開始を言うのに、"D-day, H-hour"などと表現するのは、日付や時間が定まっていない、もしくは分からないように隠しているから"D-day"であり、"H-hour"なのです。

初出が1918年とあります。私はてっきり、1944年のノルマンディー上陸作戦の"D-day"から定着した表現かと思っていたのですが、どうやらそれ以前から存在する表現だということが分かりました。

こうした背景から、"D-day"といえばノルマンディー上陸作戦のことを指すことがほとんどではありますが、一般的な意味で“重要な日”(a day on which something important is planned or expected to happen)を指す表現としても使われています。


Instead of gambling on a "D-day" switch-over to the new system, the company should have done more extensive pilot testing and had a backup plan in case of problems.
(Computer upgrade: To hell and back. Inc.com; 1994.)


大事な日は"D-day"という訳です。


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