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2014年12月15日月曜日

豪・シドニーのオフィス街で立てこもり事件発生 ― hostage taker

昼過ぎにニュースを見ていたらオーストラリア・シドニーのオフィス街ビルのカフェで立てこもり事件が発生したと速報(breaking news)で報じていました。

犯人の要求事項からイスラム国絡みの犯行が疑われるそうなのですが、テロの脅威に緊張が高まります。


A hostage taker in a Sydney cafe has contacted three media outlets via the hostages and demanded two things: an ISIS flag and a phone call with Australian Prime Minister Tony Abbott, CNN affiliate Sky News Australia reported.
(Sydney hostage taker reportedly demands ISIS flag as some captives escape. CNN. December 15, 2014.)


"hostage"は改めて言うまでもなく人質のことですが、ここでは、"hostage taker"となっており、人質を利用している側の犯人、つまり立てこもり犯のことになります。

“立てこもり”を英語で何と表現するのかと考えた時、"hostage~"がすぐに出てくる人は英語に精通している人ではないかと思います。日本語の“立てこもる”という動詞の表現に引っ張られるからです。もちろん動詞としては"barricade"という動詞が使われます。下記はランダムハウス英和辞書に載っている例文です。


The rebels had barricaded themselves within the old city.
反逆者たちはバリケードを築いて旧市内に立てこもっていた。


しかしながら、日本語の“立てこもり犯”という表現に相当するのは"hostage taker"が近いと言えます。

これは、人質にとる、というとき、"hostage"を目的語に取る動詞が、takeあるいはholdであるからです。

従って、


hostage holder


という表現も存在します。

また、立てこもり事件そのものは、


hostage crisis
hostage taking
hostage holding
hostage situation


など、いくつかの例があります。


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