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2014年12月22日月曜日

ソニー子会社へのサイバー攻撃、「戦争行為」ではない ― cyber vandalism

アメリカでSony Pictures Entertainment社が、北朝鮮の金総書記暗殺をテーマとした映画を制作していることに関連してサイバー攻撃を受け、映画の公開中止に追い込まれるという事態になったというニュースがトップで報じられています。

かつてはSF小説や映画の中での話だったサイバー攻撃が現実の脅威となったわけですが、今後このようなケースが益々増加するかと思うと対岸の火事で済ますことはできない話であると誰もが思っているのではないでしょうか。


The hack of Sony Pictures, which the FBI blamed on North Korea, was not an act of war, President Obama said in an interview broadcast on Sunday.

"I don't think it was an act of war," he told CNN's "State of the Union with Candy Crowley" in an interview that was recorded on Friday. "I think it was an act of cyber vandalism that was very costly, very expensive. We take it very seriously. We will respond proportionately, as I said."
(Martyn Williams. Sony hack was cyber vandalism, says president. Computer World. December 21, 2014.)


オバマ大統領はサイバー攻撃は北朝鮮による仕業であると断定したということです。「相応の対抗措置」を取る、と明言しているそうです。果たして戦争が始まるのでしょうか?おっかない話です。

引用において、オバマ大統領は、今回の件が、"an act of war"ではなく、"cyber vandalism"である、と表現しました。

邦紙での報道では、"an act of war"は戦争行為、"cyber vandalism"は“サイバー破壊行為”と訳されています。

"vandalism"とは破壊行為のことですが、かつて5世紀にスペインやローマを侵略したバンダル族に由来する単語です。。

これまでは、"cyber-attack"という用語が一般的だったように思いますが、今回の一件で今後は"cyber vandalism"が用いられるようになるのかもしれません。

記事によっては、"cybervandalism"というように1語としているものも見られます。


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