先週末、繁華街を歩いておりますと、デパート前でクリスマスツリーの設置作業をしているのに出くわしました。
もうクリスマスツリー!?と思ってしまいましたが、11月に入ったところですから、今年も後残り2ヶ月あまりということで、年の瀬が迫っていることは間違いありません。
ニューヨークでも有名なロックフェラーセンターのクリスマスツリーの準備が進んでいるという報道が目に留まりました。
Rockefeller Center is about to be "spruced" up.
The country's most Christmas famous tree — a massive 78-foot, 10 ton Norway spruce — is en route to the Big Apple.
The tree, from the Gardiner, NY, home of Albert Asendorf and Nancy Puchalski, was chopped down and loaded onto a 115-foot-long trailer ahead of its hour-and-a-half journey to the city.
(Sophia Rosenbaum. Rockefeller Christmas tree begins journey to NYC. New York Post. November 4, 2015.)
クリスマスツリーとなる木はトウヒ(エゾマツ)ですが、英語では"spruce"といいます。
ところで記事の冒頭、"spruce"は動詞としても使われています。"spruce up"というフレーズですがこれは、
小ぎれいにする、めかす
(ランダムハウス英和辞書)
という意味で使われています。明らかにしゃれを意図したのでしょう。
"spruce"はドイツが原産とされますが、語源的にも"Prussia"(プロシア)が変化したものが"spruce"ということになっています。
ちなみに、“しゃれた”、“粋な”という形容詞の意味の"spruce"は、プロシアから輸入した革で作ったチョッキがその当時オシャレなアイテムとされたことから生まれた意味なのだそうです。
動詞の“小ぎれいにする、めかす”という意味はこの形容詞の意味がさらに発展したものです。
2015年11月5日木曜日
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