ASUSのコンピュータのセキュリティパッチに不備があり、ハッカーの攻撃にさらされているというニュース記事からの引用です。
Kaspersky Lab reported that one of the world’s largest computer manufacturers, Taiwan-based ASUS, had mistakenly installed a backdoor program dubbed “ShadowHammer” onto the computers of thousands of customers after hackers infiltrated the company’s automated software update system.
Experts offering initial estimates suggest the trojanized update may have affected up to half a million Windows machines. Kaspersky reported 57,000 users of ASUS’s product were attacked, “but we estimate it was distributed to about 1 million people total.”
(Dell Cameron. Hackers Snuck Backdoors Into ASUS Software Updates, Infecting Thousands. Gizmodo. March 25, 2019.)
ASUSは台湾のコンピュータブランドですが、ハッカー集団は同社のセキュリティパッチに不正なコードを組み込んだようです。このセキュリティパッチが適用されることによって、既に50万台を超えるウィンドウズPCがセキュリティリスクにさらされているという報告があるとのことです。
記事のタイトルに注目します。
Hackers Snuck Backdoors Into ASUS Software Updates, Infecting Thousands
"snuck"という見慣れない単語に目が留まりました。
スナック菓子のスナック(snack)ではありません。念のため(笑)
実は、"snuck"は"sneak"の過去形、また過去分詞形でした。
American Heritage Dictionaryの"sneak"のエントリでは、この単語の過去形、過去分詞形としての"snuck"について、Usage Noteが記載されています。
それによると、"snuck"という変化形についてはかつて(30年前)は7割近くが正しいと認めないものでしたが、その後徐々に浸透したのか、2008年の調査では正しい変化形としてほぼ認められるに至ったようです。
考えてみれば、"stick"という動詞については"stuck"がありますし、"strike"は"struck"がありますので、"sneak"についても"snuck"は同じようなパターンだと言えるのですが、意外にもあまり馴染みがありませんでした。
2019年3月26日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿